マリオとゼルダの生みの親!ゲーム界の神様「宮本茂」について調べてみた!

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みなさんゲームは好きですか?

僕は子供の頃、ゲームで育ったと言っても過言ではないくらいです。

いまでもファミコンやスーパーファミコン、プレステなどのレトロゲーを魅力的だと思っていますし動画視聴もしています。また最新ゲームの映像美には魅了されまくりです。進化が凄まじい!

ちなみにフロムソフトウェアのゲームセンスが大好きです。あと、RTA動画が好きなのでRTAinJapanはなかばファンのようなものです。突き詰めた不毛なプロたちはカッコよく美しい。本気でゲームやるってすげえ!

(RTAについてはまたいずれお話ができれば。要するにゲームのタイムアタックです。)

話が逸れてしまいました。それほどゲームに対しては愛着がありますし、お世話になってきました。思い出深いですねえ。

そんなゲームに欠かせないのは、というか無くてはならないゲーム会社があります。

「NINTENDO」(以下、任天堂)。

スーパークリエイターたちが集うこの世界中から愛されるゲーム会社に、神様と崇められる人物がいるのはご存知でしょうか。

宮本茂さんです。

任天堂の宮本茂という人はご存知でしょうか?

だれもが知るマリオやゼルダ、カービィにポケモンなど、世界に誇るゲームを生み出し続ける我らがメイドインジャパンのスーパーゲーム会社。

その任天堂の宮本茂という人はご存知でしょうか?

宮本さんを知らなくても、宮本さんが生み出したゲームはだれもが知っていることでしょう。

なんと、驚くことなかれ。いや驚いてください。あのマリオとゼルダの生みの親なのです。

もう一度言います。マリオとゼルダの生みの親なのです!

世界的なキャラクターを複数生み出すゲーム界のまさに神様。それは過言ではなく大袈裟な表現もありません。実際に著名なゲームクリエイターから神と崇められ、尊敬を集め続ける生きる聖人。

ゲーム界だけではなく世界的なアーティストからも称賛される宮本さんについて今回は調べましたよ!

宮本茂とは?

入りからテンション高めに始まってしまいましたが、とにかく宮本さんの魅力を紐解きたい一心です。

まずは簡単なプロフィールから追っていきましょう。

宮本さんは1952年11月16日生まれ、2022年にはなんと70歳になります。にもかかわらず現役で現場でゲームを作ってらっしゃるあたりが神がかっています!永久にゲームを作り続けてほしいと切に願うばかりです。

宮本さんは京都府の南丹市生まれで、中学時代は意外にもバスケットボール部に所属するスポーツマンでした。同時に漫画少年でもあったため漫画クラブを立ち上げようとしたそうな。文武両道(?)ですね!

しかし、このことでバスケット部の先輩とトラブルになり、バスケット部は退部したのだとか。ちなみにレギュラーだったそうです。

その後、漫画クラブの部員として活動を始めました宮本さん。赤塚不二夫、手塚治虫など漫画界の神の影響を受けながらクリエイター人生を順調にスタート!させたかと思いきや、周囲があまりにも上手かったため、早々にその夢を諦めてしまいました。

高校時代はなにをしたかというと、まさかの軽音楽部でギタープレイヤーに!しかし上達するまえに辞めてしまったそうです。

なんだかあれこれ中途半端に手を出しては辞めている印象が…?

それにしても、幅広くいろんなものに手を出していますね。そこに才能の一端が垣間見えるのかも?

高校卒業後の大学生活は一転し、金沢美術工芸大学で工業デザインを専攻していましたからね。中途半端というかなんでもできちゃうといったところでしょうか?在学中には担当教師から、アクセサリーのデザイナーになるよう勧められたくらいですから。やっぱり天才?

大学卒業後に任天堂へ入社

中高大と様々なことを経験した宮本さんが入社したのが任天堂です。ここからマリオが生まれた!のですが、すぐにマリオが生まれたわけではありません。

宮本さんが入社した1977年当時はまだゲームソフト事業に本腰を入れておらず、任天堂はゲーム会社ではありませんでした。任天堂がゲームの会社だと思ってる人には意外でしょうが、元々は花札を作っていた会社ですからね。

とはいえ、任天堂はユニークな商品を当時から数多く手掛けていたため、宮本さんはそこに魅力を抱いて入社を決めたそうです。ちなみに宮本さんのお父さんは当時の任天堂の社長、山内溥さんと友達だったそうです。何気にお父さんもすごいですね…

宮本さんは入社プレゼンの際、自作のハンガーなどを持ち込んでプレゼンしたといいます。はじめは雇う気が無かっという社長も、ものづくりができる宮本さんに惹かれて採用を決めたのだとか。クリエイティビティはこの頃から大いに発揮されたいたのです。

入社してすぐはかるたのデザインや麻雀のラベル作成など行っていた宮本さん。1979年からゲームの仕事に参加していきます。ゲームセンターにあるアーケードゲームの筐体(機器類を入れる箱のこと)のデザインや、家庭用ゲーム機の本体デザインなど手掛けていた宮本さんは、徐々にキャラクターデザインも担当することになります。

神様の偉業

そして入社3年目の1980年に神様は神業を魅せます。

1981年に発売された世界的ヒット作品「ドンキーコング」。だれもが一度は耳にしたことがあるでしょう。

この作品を、プログラミング以外をほぼ1人で担当して作成しました。天才どころではありません。神様です。

元々、アメリカのコミック「ポパイ」を題材としたゲームになる予定でしたが、大人の都合の権利関係でうまくいかなくなり、オリジナルのキャラクターで制作する必要があったという経緯があります。

そこから生まれたのがドンキーコングですが、この作品で宮本さんはプレイヤーキャラクターであるマリオを生み出したのです。というか、お気づきの方もいるでしょうが、マリオだけでなくサラッとドンキーコングの生みの親でもあるのです。どういうことでしょうか。理解が追いつきません。

ここからマリオ作品にはすべて携わっていく宮本さん。まさにマリオ(とドンキーコング)の生みの親です。

神の怒り「ちゃぶ台返し」

入社3年目で世界のマリオを生み出すという神業を軽く成し遂げた宮本さんですが、ゲーム開発者として別の意味でヤバい一面を持っていることでも有名です。「ちゃぶ台返し」と呼ばれて任天堂社員から戦々恐々とされている一面を持つ宮本さん。神の怒りというやつです。

どういうことかというと、ゲームを監修する立場にもなった宮本さんは、当然ながら神の視点からゲームの出来にダメ出しをすることもしばしばとなります。そのダメ出しの仕方が強烈で、なんと着々とスタッフたちが作り上げたゲーム企画をほぼゼロにしてしまうのだそうです。全部をひっくり返すそのダメ出しっぷりから、開発現場のスタッフたちは畏怖を込めて「ちゃぶ台返し」「宮本チェック」と呼ばれているのです。

このちゃぶ台返しについては、ゲームクリエイターのための会議であるGame Developers Conference 2004」で、ゼルダの伝説シリーズの総合プロデューサーである青沼英二氏が公式に語っていたため、世界中で神の怒りが知られることとなりました。神の怒り、怖過ぎます。

しかしこの戦々恐々の神のチェックによって名作が生まれまくったのも事実なのです。

僕も大好きな星のカービィは、元々「ティンクル・ポポ」というタイトルで制作されていましたが、発売直前だったにもかかわらず「ちょっといじるだけで物凄く面白くなる」という神の一声に急遽発売停止。再調整が行われてタイトルを一新し、「星のカービィ」というタイトルで生まれ変わったのです。

その結果、世界で500万本以上を売り上げる超絶タイトルに仕上がりました。宮本さんのちゃぶ台返しがなければ、星のカービィが生まれていなかったと考えると違う意味で恐ろしいです。当時の開発スタッフは別の意味で恐ろしかったでしょうが。

才人に尊敬されまくる神様

宮本茂さんはちゃぶ台返しという神業を発動することで任天堂社内だけでなく会社外でも有名なのですが、そのちゃぶ台返しがことごとくヒット作品を作り出す源泉となっているのだからだれも文句は言えないでしょう。

ヒット作を当たり前のように生み出し続ける宮本さんは、ゲーム業界では文字通り神扱いです。僕が個人的にファンだから神様神様と言っているわけではありません。

ゲーム業界では非常に著名な、メタルギアシリーズを手がける小島秀夫氏は、宮本さんのことを師匠として尊敬しているそうです。小島プロダクションの頭領が師匠と崇めるなんて…

(ちなみに僕はメタルギアソリッドも好きで、小島氏の著書も持っています。その小島さんが!!!)

その神っぷりはゲーム業界だけに留まることを知らず、音楽業界の神たちからも称賛されるのです。神が神を褒め称えるなんてもはや人外の世界の光景ですが、大袈裟に言っても足りないほどの人から称賛されています。

まず、マイケル・ジャクソンは宮本さんのゲームのファンだったそうです。これだけで偉人っぷりが伝わります。(マイケル氏はゲーム好きとして有名)

また、あのビートルズのメンバーであるポール・マッカートニーとの交流もあります。ポール氏の息子が宮本さんのこと知っていたことから交流が生まれ、個人的な食事にも招待されているそうです。

これだけの偉人たちに褒め称えるほどの宮本さん。2007年にはアメリカのTIME誌において、「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。ちなみに一緒にノミネートされていたのは、バラク・オバマ氏などです。出てくる名前がもう凄すぎて意味がわからなくなります。

あの松本人志も神様の大ファン

宮本さんはお笑い界のレジェンドからすらも大ファンだと公言されています。あのダウンタウンの松本人志です。あまりに宮本さんのことが好きすぎて、NHKの特番で松本さんは宮本さんとの対談を希望し、実現させたほど。

松本さんは人生において10タイトルほどのめり込んだゲーム作品があるそうです。あるとき、その半分以上が宮本さんの作品だと知って驚愕したといいます。松本さんは「凄い人と会うと嬉しくなってしまう。ぜひお会いしたい」と言いながら、対談中汗だくで宮本さんと対面して一生懸命に気持ちを伝えられていました。

あの松本さんが気を遣いまくって汗だくで話しているというのも、宮本さんの凄さを物語るエピソードですね!

必死にスーツの袖で汗を拭いながら、宮本さんのゲームの素晴らしさをご本人に伝えられていた松本さんの姿はとても印象に残っています。

ちなみに松本さんはピクミンという作品が大好きすぎて、「続編はいつできるのか」とプライベート過ぎる質問を番組中にもかかわらず宮本さんに投げかけ、宮本さんが続編の発売日について明言されたときの松本さんの子供のような笑顔が忘れられません。本当に大好きというのが伝わってきて、こっちまで嬉しくなりました。

宮本茂が生み出した数々の名作ゲーム

最後に宮本さんが生み出したゲームを紹介していこうと思います。

関わった作品名を挙げれば、ゲーム好きもゲームを詳しくない人も驚愕する一方ではないでしょうか。

数多くのゲームに携わっていらっしゃるので、そのなかから一部をお伝えいたします。

  • ドンキーコングシリーズ
  • マリオブラザーズシリーズ
  • ゼルダの伝説シリーズ
  • F-ZEROシリーズ
  • シムシティー
  • スーパーマリオカートシリーズ
  • スターフォックスシリーズ
  • 星のカービィシリーズ
  • MOTHERシリーズ
  • ポケットモンスター シリーズ
  • スーパーマリオRPG
  • ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
  • どうぶつの森シリーズ
  • マリオテニスシリーズ
  • マリオパーティシリーズ
  • ピクミンシリーズ
  • スプラトゥーン

これでも一部です。

ゲームを知らない人でもだれもが知るタイトルに当然のように関わり、また生み出している方なので、もう驚きを通り越してよくわからない感情になります。

任天堂には僕自身も非常にお世話になり、数々の感動を与え続けてもらいました。

その名作たちを生み出し続けてくださった宮本さんには、今後も名作を作り続けてほしいと切に願うばかりです。

最後に一言。

宮本さんありがとうございます!!!!!!!!!!!

この記事を書いた人

MIYAMOTO

MIYAMOTO