先日、『美女と野獣』を観てきました。
観る前はそれほど期待はしていなかったのですが、かなり良作でした。
ゴールデンウィークはぜひ映画館に足を運んで観て欲しいと思います。
『美女と野獣』についてはネタバレもクソもないと思いますが、一応少しだけネタバレがあります。「事前情報なしで観たい!」という人はブラウザバックして下さい。
目次
『美女と野獣』とは
ディズニーアニメ『美女と野獣』は言わずと知れた不朽の名作ですね。
グリム童話『夏の庭と冬の庭』が基となっています。
以下はWikipediaからの引用です。
『美女と野獣』(びじょとやじゅう, 仏: La Belle et la Bête )は、フランスの異類婚姻譚である。1740年にガブリエル=スザンヌ・ド・ヴィルヌーヴ(ヴィルヌーヴ夫人、Gabrielle-Suzanne de Villeneuve)によって最初に書かれた。現在広く知られているのはそれを短縮して1756年に出版された、ジャンヌ=マリー・ルプランス・ド・ボーモン(ボーモン夫人、Jeanne-Marie Leprince de Beaumont)版である。
最初に書かれたのが1740年。つまり270年以上も前に作られた物語なのです。
一般的によく知られているのは1991年ディズニーアニメ映画版『美女と野獣』ですね。アニメ版は、第64回アカデミー賞においてアニメでは初めて作品賞にノミネートされています(作曲賞と歌曲賞受賞)。ディズニー映画ファンでなくても、アニメ版を観たことある人は多いかと思います。
予告動画もあるので貼っておきます。

エマ・ワトソン 映画 『美女と野獣』 予告編
私がアニメ版『美女と野獣』を初めて見たのはずーっと前のこと。
おそらく小学生低学年の頃だったと思うのですが、自宅に『美女と野獣』のVHSがあって何度も観ていた記憶があります。
アメリカに住んでいる親戚のおばさんから頂いた字幕なしのVHSでしたので、セリフは全く理解していなかったと思います。
幼い頃に好きで観ていた映画なので、評価に若干の補正がかかっているのは許してください。
キャスト
登場人物 | 役者 |
---|---|
ベル | エマ・ワトソン |
野獣 | ダン・スティーヴンス |
ガストン | ルーク・エヴァンズ |
モーリス | ケヴィン・クライン |
監督は『ドリーム・ガールズ』や『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』などを手掛けているビル・コンドンです。
『美女と野獣』の魅力・見どころ
『美女と野獣』の魅力・見どころ。
音楽
本作はミュージカル映画ですので、歌と踊りが満載です。特に歌が本当に素晴らしい。
物語のあちこちに歌と踊りがちりばめられ、さすがミュージカルの本場アメリカ、めっちゃハイクオリティです。
今回主題歌『Beauty and the Beast』を歌っているのはAriana Grande(アリアナ・グランデ)とJohn Legend(ジョン・レジェンド)と実力派のお二人。

Beauty and the Beast – Ariana Grande, John Legend
歌を十分に楽しむために、吹き替えよりも字幕で観ることをおすすめします。
ディズニー映画の持つ映像の力
ディズニー映画の魅力とは、やはり映像の美しさですね。
初っ端の魔女が正体を現すシーンで「ディズニー、キタコレ」ってなります。その映像美に惹きこまれるのは一瞬でした。
お城の住人(家具や雑貨だけど)がベルをもてなすシーン、ベルと野獣が一緒にダンスを踊るシーンも最高ですね。
美しさだけではなく、
「美」と「醜」がこの映画のテーマであり、それらを映像の力で語ってくれます。
素晴らしい音楽と映像が合わさって、最高の作品になっています。
『美女と野獣』とエマ・ワトソン
今回主演を演じるのは、ハリポッターシリーズでお馴染みのエマ・ワトソンです。
『美女と野獣』のヒロイン・ベル役を演じるのは並大抵の事ではありません。
通常、ヒロイン役が「美女かどうか」は観た人の判断に任せればいいのですが、本作はタイトルで「美女」と謳っている時点で誰が見ても美女を配役しないといけません。
それは演じる女優にはかなりのプレッシャーだと思います。全てにおいて「美女」の立ち振る舞いを要求されるのですから。
実際、インタビューにおいて「ナーバスになった」とエマ・ワトソンが語っています。
コラム:『美女と野獣』エマ・ワトソン&ダン・スティーヴンス直撃インタビュー | 海外ドラマNAVI
『美女と野獣』ファンの一人一人が持つベルのイメージを壊さないよう演じなくてはいけません。
作中の美女「ベル」は知的な女性。
対してエマ・ワトソンはブラウン大学で英文学の博士号を持ち、男女平等を訴える社会活動を行うなど知的な面を持っています。
また、エマ・ワトソンは本好きが集まるブッククラブを主宰するほどの読書好き。読書好きのベル役にはうってつけの人物といえます。
私が実写版ベルを観て実際にどう感じたのかは、ここではあえて書きません。
『美女と野獣』感想
細部についても全く不満がないというと嘘になりますが、全体としてはとても素晴らしい映画だと思いました。
やはり、なんと言っても何年を経っても色褪せることのない「
色々と溢れてきて堪えるのに必死でした。
それが、物語が進むにつれてこっちまで「野獣…かっこええ…」って思えてしまう不思議。もはや元の姿よりかっこいいんじゃ…(オイ)
意見は分かれるかと思いますが、本作は字幕で観ることをおすすめします。
期待以上の出来だったので、本当に大満足でした。
本編が終わってもエンドロールと共に流れる音楽を聴きながら余韻に浸ってしまいます。
時間があればもう一度観たいですね。