観たことあります?映画『エターナル・サンシャイン』。
最高なんですよ。この映画。割と有名な作品なので観てる人も多いと思いますが、観ていない人は絶対に観た方が良いです。
ということで今回は、映画『エターナル・サンシャイン』の魅力を紹介していきます。
後半はネタバレになっているので、まだ観ていない人は前半だけ読んでください。
目次
『エターナル・サンシャイン』って、どんな映画?
2004年公開のアメリカ作品。同年のアカデミー賞で脚本賞を獲得しています。
主演は『マスク』や『トゥルーマン・ショー』など主役を演じているジム・キャリー、そしてヒロイン役は『タイタニック』でお馴染みのケイト・ウィンスレットです。
監督は数々のミュージックビデオを手掛けている、ミシェル・ゴンドリーです。あのDaft Punkの『Around the World』も彼の作品です。このミュージックビデオは名作として名高い作品です。
本作、脚本の評価が非常に高くて、様々な授賞式で脚本賞を獲得しまくっています。
米脚本家組合(WGA)が選んだ「偉大な脚本歴代ベスト101」の24位にも選ばれています。歴代ですよ、歴代。
『エターナル・サンシャイン』ちょっとだけチラ見せ(英語)。
この映画はジム・キャリー演じるジョエルの記憶を描いた作品です。
魅力その1.ジム・キャリーが「真面目で面白くないキャラ」
この作品、ジム・キャリーが面白くないんです。
今や真面目な役を演じるようになったジム・キャリーですが、若い頃はアホなキャラばっかりやってました。
『マスク』『ケーブル・ガイ』『エース・ベンチュラ』あたりは完全に頭がイカレてますね。当時はジム・キャリーがクソ真面目な役を演じるなんて想像もできないことだったんですよ。
これらのイカレ映画が公開されたのは私が小学生の頃なんですが、当時から私はジム・キャリーの大ファンでして、ジム・キャリーとともに成長していったと言っても過言ではありません。彼のような父親になりたいと思っていましたから。というか今も思ってます。
まあ、私のことはさておき、イカレた映画ばかり出演していたジム・キャリーですが、その後『ライアー・ライアー』や『トゥルーマン・ショー』などで様々な役柄を演じ、次第に演技の幅を広げていきます。そしてついに辿りついた「クソ真面目役」。
あの、ジム・キャリーが真面目な役を…。なんとも感慨深い。
『エターナル・サンシャイン』と『マスク』などのコメディ映画を比較して観てみると、また面白いと思います。
魅力その2.色鮮やかなケイト・ウィンスレット
『エターナル・サンシャイン』を想う時、頭の中は色鮮やかな光景が広がります。
しかし、実際はカラフルなセットや小物を多用している訳ではありません。なぜ色鮮やかな印象を受けるのか。
そう、それはケイト・ウィンスレット演じるクレメンタインのヘアーカラーとパーカーの色なんです。たった1人で、この映画を着色しているのです。なんとも圧倒的な存在感。
魅力その3.非現実的で美しい映像
この映画はジョエルの記憶の中と、現実世界を行き来します。ジョエルの記憶の中では、非現実的な世界が広がります。
愛、孤独、怒り、崩壊、様々にテンポよく変化する映像もこの映画の魅力です。
あと、ビーチの砂浜、降り積もる雪、氷の上、木の葉が舞う森など美しい自然の風景も素敵ですね。
あまり詳しく書いちゃうとネタバレで怒られてしまいそうなので、割愛しておきます。
とにかく、ミュージックビデオを主に手掛けているミシェルゴンドリーだけあって、映像の美しさが際立っています。
他にも魅力がいっぱい
『スパイダーマン』シリーズでお馴染みのキルスティン・ダンストが軽くスパイスの役目になってるのもまたいい感じ。時折挟む引用も。
挿入歌ではBeckがThe Korgisの『Everybody’s gotta learn sometimes』をカバーしていて、これがまた良い曲なんだわ。
ここからはネタバレです。
基本情報
出演:
ジョエル・バリッシュ – ジム・キャリー
クレメンタイン・クルシェンスキー – ケイト・ウィンスレット
パトリック – イライジャ・ウッド
メアリー – キルスティン・ダンスト
スタン – マーク・ラファロ
ハワード・ミュージワック博士 – トム・ウィルキンソン
ロブ – デヴィッド・クロス
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本: チャーリー・カウフマン
見ての通り出演者は結構豪華です。
あらすじ
元恋人のクレメンタインと別れてしまったジョエルですが、その彼女がジョエルとの記憶を消去する手術を受けていたことを知ります。
悩んだ末、彼自身もクレメンタインの記憶を消すことを決意します。
睡眠薬を飲んで準備ができたところで、2人組の男がジョエルの家に入ってきます。そう、彼らはジョエルの記憶を消す作業を始めるのです。
記憶が消えていく中、クレメンタインとの思い出が現れてきます。記憶を消すと決意したジョエルですが、頭の中ではそれに抵抗しようとします。
クレメンタインと過ごした思い出が、悲しくも美しく描かれます。
まとめ
大好きなジム・キャリーの作品なので、かなり偏った評価をしている節はありますが、やっぱりこの映画は最高の恋愛映画です。
基本的に同じ映画を何度も観るタイプではないですが、本作は10回くらいは観てます。
もっと多くの人にこの映画を観て欲しいし、『エターナル・サンシャイン』好きな人と共感できたらなぁと思います。
この映画を観ると個人的な過去まで思い出されるので辛くもあるのですが、私自信も過去を美しく記憶していて、それをジョエルと重ねてみるのもまたいいもんだなと。
てか、こんな記事読む暇があったらDVD借りるなり買うなりして早く観てくれ!!
映画が定額で見放題になるサービスもあるよ。私はNetflix入ってます。