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【ネタバレあり】映画『おそ松さん』はここがすごい!アトラクションさながら楽しむ至極のエンターテイメント作品

こんにちは、映画監督志望の田中です。

毎日映画を観ている私が、おすすめの映画の魅力や見どころをご紹介します。

本日紹介するのは、映画『おそ松さん』。

赤塚不二夫の名作漫画『おそ松くん』の6つ子たちが、自堕落なニートの大人になった姿を描いたギャグアニメ『おそ松さん』を、実写映画化した作品です。

今回は注目映画『おそ松さん』のすごい!ところを詳しくご紹介していきます。ぜひご覧ください!

※ネタバレ含みます

概要

赤塚不二夫による名作漫画『おそ松くん』の6つ子たちが自堕落なニートの大人になった姿を描いた人気ギャグアニメ『おそ松さん』を、注目アイドルグループ「Snow Man」主演で実写映画化。おそ松役を向井康二、カラ松役を岩本照、チョロ松役を目黒蓮、一松役を深澤辰哉、十四松役を佐久間大介、トド松やや役をラウールが演じる。映画版オリジナルキャラクターのエンドを渡辺翔太、クローズを阿部亮平、ピリオドを宮舘涼太が担当しました。オープニングには、アニメ版の6つ子も登場。監督は『東京リベンジャーズ』『賭けグルイ』『映像研には手を出すな!』といった漫画原作のヒット作を多数手がける英勉。

あらすじ

おそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松の松野家の6つ子は、20歳を過ぎても一向に定職に就かず、親のすねをかじって暮しているニートたちである。6人は時にお互いの足を引っ張り合いながらも、仲睦まじくひとつ屋根の下、一緒に暮らしている。そんなある日、長男のおそ松がある老紳士と出会う。その老紳士は大企業アプリコッツのCEOだった。彼は、事故で亡くした息子と瓜二つの外見であるおそ松を養子にしたいと申し出る。「おそ松が似ているなら、自分たちも似ているはず」と考えたほか5人の弟たちは、養子にもらわれるためにほかの兄弟を蹴落とす争いを始める。そんな彼らの前に、黒ずくめの怪しい3人組が現れ……。

映画『おそ松さん』はここがすごい!

映画『おそ松さん』のすごいところを細かく紹介していきます。

数々の映画オマージュがすごい

映画『おそ松さん』は、本編のストーリーもさることながら、映画オマージュやあるあるの多さに度肝を抜かれます。映画好きなら共感できるものばかりなのではないでしょうか。

たとえば、おそ松と図書館で出会う「ハル」とのストーリーは、秘密を抱えた影のある少女との青春恋愛映画あるあるを詰め込んだものになっています。ほかにも、デスゲーム映画や時代劇など数々の映画のジャンルをオマージュしており、細かい小ネタを楽しむことができます。

凝った演出がすごい

一つひとつの演出がとても凝っているのも「すごい」点です。

たとえば雷に打たれ、ひょんなことから時空を彷徨い遠い昔の日本に降り立った十四松のシーンは、一貫して時代劇調の白黒映像です。スパイ映画さながらのアクションシーンをこなす一松のシーンは、ハリウッド映画のようなフィルターが施されます。

このように、目まぐるしくシーンが移ろっていき、飽きさせない仕組みが満載の演習がこの映画の魅力、楽しい点だと感じました。

構造をぶち壊すストーリーがすごい

映画『おそ松さん』は、構造をぶち壊すストーリー展開が魅力です。進んでいくストーリーに対し、ストーリー内のキャラクターが疑問を呈したり、どうにかその展開を食い止めようとしたりする様は、「何が起こるか分からない」スリリングさがあり、その設定をひとたび受け入れてしまえば非常に楽しめるものになっています。

メタフィクションの多用

本作では、「メタフィクション」が多用されています。メタフィクションとは、架空のできごとである映画や漫画内のフィクションを、そのままフィクションとして扱うことを指します。物語内であえて「これは作り話である」とキャラクターに言わせたり、表現したりする手法。このメタフィクションが、非常に面白く大胆に使用されているのが映画『おそ松さん』なのです。

たとえば、『おそ松さん』の6つ子は、瓜二つの容姿をしているという設定です。しかし実写では姿形の異なるSnow Manのメンバーが演じているわけで、その違和感を逆手に取り、あえて作中で「似てない6つ子」に付いて言及されていたりするのです。

ちなみに登場人物のメタ的な発言などは、アニメ版『おそ松さん』にも通づる箇所です。

Snow Manの体当たり演技がすごい

先述したとおり、映画『おそ松さん』のメインキャラクターは、Snow Manのメンバー9人が務めています。

初の共演での長編映画主演作品であり、一人ひとりとてもキャラクター性の強い役所ですが、魅力的な演技で魅せていたと思います。名作漫画から派生した大人気アニメの実写化を務めるということで、多大なるプレッシャーのなか挑んだ本作だったでしょう。その中で、個性豊かな6つ子とオリジナルキャラクターを見事に演じ切ったSnow Manには拍手喝采です。

キャラクターの再現度がすごい

『おそ松さん』でお馴染みのキャラクター、イヤミやトト子、チビ太の再現度が高いのも、「すごい」点です。

トト子役は、注目若手女優の高橋ひかるさん。ヒロインでありながらこの収集つかないくらいに広がった世界のツッコミ役を担いました。アニメから抜け出たような可愛らしい容姿から、ドスの効いた迫力満点のツッコミが繰り出され、圧巻。彼女の演技の幅に広さに驚かされました。

チビ太役は元子役でファッションモデルの桜田ひよりさん。再現度は随一。完全なるチビ太がそこにいました。

主題歌がすごい

映画『おそ松さん』の魅力は、その主題歌にまで及びます。

主題歌はSnow Manが担当しており、曲名は「ブラザービート」。

こちら、映画の魅力を存分に表した名曲なんですね!

作詞作曲を次世代ラッパーのクボタカイさんが務めていることもあり、アップテンポで語感の良いラップの応酬が耳心地良く聴けます。『おそ松さん』の雰囲気を楽しめるだけでなく、Snow Manの個性も爆発した魅力的な楽曲となっております。MVでは、キレのあるダンスパフォーマンスを楽しめます。

映画『おそ松さん』が気になっている方や、ハマったという方は、ぜひ主題歌も堪能していただきたいです!

コンテンツの充実度合いがすごい

映画『おそ松さん』の凄さは、その副コンテンツの充実度合いにもあります。

東宝MOVIEチャンネルなどのYouTubeでは、映画の魅力をぐっと濃縮したスペシャルPVや特別番組などがたくさん公開されているので、ぜひそちらも併せてチェックしてみてください。

おそ松さんスペシャルPV

https://www.youtube.com/watch?v=14lCG4gtNNA

舞台挨拶の模様

https://www.youtube.com/watch?v=SFvDFF2SDK8

特別番組「おそま通信」

https://www.youtube.com/watch?v=f-Vr-ZNptY8

映画『おそ松さん』が楽しめる人

映画『おそ松さん』が楽しめる人の主な特徴は、下記のとおりです。

  • ドタバタコメディが好き
  • Snow Manが好き
  • アニメ『おそ松さん』が好き
  • 英勉作品が好き
  • 頭を空っぽにして映画を楽しみたい
  • エンターテイメント性の強い作品が好き
  • 映画マニアである
  • 小ネタの多い作品はつい楽しんで観てしまう

映画『おそ松さん』が好きな人におすすめの作品

映画『おそ松さん』が好きな人におすすめしたい作品を紹介します。

御先祖様万々歳!

1989年5月〜1990年1月にかけリリースされた、スタジオぴえろ制作のOVA作品。

原作・脚本・監督に押井守。舞台演劇然とした演出をアニメに持ち込んだ斬新な演出が特徴。登場人物が過剰に饒舌な独特な台詞を話す。「立喰いそば」「犬」「大洗海水浴場」といった、ほかの押井作品でも見られる題材・ネタも随所に含まれる作品です。

おすすめポイント

押井守監督の隠れた名作『御先祖様万々歳』は、メタ的な構造、演劇調のセリフが魅力のアニメ作品です。内容はドタバタコメディともドタバタシリアスとも取れるもので、登場人物、特に主人公が、自分が物語の中の人物だと自覚しているような振る舞いが印象的です。そして、ストーリーを退屈な日常に突然やってきた自身の孫と名乗る美少女麿子とのラブストーリーにすべく奮闘します。

コメディとシリアスのバランスが非常に絶妙な本作、ぜひチェックしてみてください。

前田建設ファンタジー営業部

ダムやトンネルなど数々の大規模プロジェクトに携わってきた「前田建設工業株式会社」が、「アニメ・ゲームに登場する建造物を実際に作ってみたらどうなるのか?」を検証するWEBコンテンツ『前田建設ファンタジー営業部』を実写化した映画作品。

時は2003年、バブル崩壊後の建設業界。前田建設の広報グループ長は「アニメ『マジンガーZ』出撃シーンに登場する地下格納庫を現状の技術と材料で建設したらどうなるか?」というのを検証するWEB連載を提案する。広報グループの若手社員、土井は嫌々ながらプロジェクトに携わるうち、架空の地下格納庫に対し真剣に向き合う社内外の技術者たちを目の当たりにし、意味のないことに感じていた業務に本気で取り組むようになっていく…。

主演を高杉真宙が務め、上地雄輔、岸井ゆきのが共演。『サマータイムマシン・ブルース』などを手がけた劇団ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手がけ『あさひなぐ』『賭ケグルイ』の英勉が監督を務めた。

おすすめポイント

映画『おそ松さん』と同様、英勉監督作品です。

英勉監督といえば、『賭ケグルイ』『ぐらんぶる』など、漫画原作の実写化でお馴染みです。その中であえて本作を選んだのは、一際作品としての完成度が高いと感じたからです。今やドラマ、映画に引っ張りだこの岸井ゆきのさんや町田啓太さんが出演しているのも注目度が高いです。

『おそ松さん』でのドタバタコメディ感もありつつ、「架空の建造物を実際に作ったらどうなるか」という興味深いテーマに真摯に向き合っており、非常にエンターテイメント性の強い本作。『おそ松さん』が好きな人にハマるのではないかと思いました。

劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD

田中圭、吉田鋼太郎、林遣都らの共演、3人の男たちの恋愛模様を描いたテレビドラマ『おっさんずラブ』の劇場版。テレビドラマでは、2018年の新語・流行語大賞トップテンに選ばれるなど社会現象を巻き起こした。

劇場版では、テレビドラマでの三角関係をさらにグレードアップさせた、男たちの「五角関係」が描かれる。

春田創一が上海、香港の転勤から1年ぶりに日本へ。黒澤武蔵をはじめとする、天空不動産第二営業所の面々が春田を歓迎するなか、天空不動産の本社で発足したプロジェクトチーム「Genius7」のメンバーが、春田たちの前に現れる。リーダー狸穴迅は、春田たちに即刻営業所から立ち去るように言い放つ。狸穴の側に、本社に異動した牧凌太の姿を目にし激しく動揺する春田。そんな春田を、新入社員のジャスティスこと山田正義が励ます。そして、終わったはずだった黒澤の春田への恋心も再び火がついてしまい……。

田中、吉田、林らのドラマ版のキャストに加え、劇場版で新登場する狸穴を沢村一樹、ジャスティスを志尊淳がそれぞれ演じる。

おすすめポイント

この作品は、大人気のドラマから派生し、個性豊かな登場人物たちのドタバタコメディが見れるという点で、映画『おそ松さん』が好きな人にハマるのではないかと思いました。

平和な日常から徐々に壮大な話に膨れがあっていく愉しさも通づるところがあります。主人公の春田や黒澤を始め、映画オリジナルキャラクターの狸穴やジャスティスも物語を引っ掻き回します。

ドラマ版の『おっさんずラブ』が好きだった人はもちろん、『おそ松さん』ファンも楽しめること間違いなしです!

まとめ

以上、映画『おそ松さん』の「すごい!」点をご紹介しました。

アニメや原作物の実写化は、どんな場合においても賛否両論がつきまといます。しかし私個人の意見としては、一つの映画として非常に楽しませていただきました。

さまざまな映画のオマージュは映画ファンの心をくすぐりましたし、一つひとつどれをとっても手を抜かない演出。とにかく視聴者を楽しませたいという思いがこれでもかと伝わってきました。

ぜひジェットコースターに乗るような、アトラクションのような気分で映画館に足を運んでみて欲しいです!

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。