今回は、犯罪発生件数、犯罪発生率を基に、千代田区の治安を調査しました。
元データは警視庁ホームページの統計データを引用しました。
目次
千代田区の犯罪発生件数、犯罪発生率
犯罪件数 | 人口 | 犯罪発生率 |
---|---|---|
2,896 | 65,879 | 4.40% |
犯罪件数は2019年(平成31年・令和1年)、人口は2019年(令和1年)末時点の数字になります。
千代田区の犯罪件数は2,896件、人口は65,879人、犯罪発生率は約4.40%となりました。
この数字は他の区に比べても突出して多く、千代田区は治安が良くないエリアとなっています。
罪種別及び手口別犯罪発生件数、犯罪発生率
罪種及び手口 | 件数 | 発生率 |
---|---|---|
凶悪犯 | 10 | 0.02% |
粗暴犯 | 332 | 0.50% |
侵入窃盗 | 59 | 0.09% |
非侵入窃盗 | 1,884 | 2.86% |
その他 | 611 | 0.93% |
合計 | 2,896 | 4.40% |
粗暴犯・・・強盗など
粗暴犯・・・凶器準備集合、暴行、傷害、脅迫、恐喝
侵入窃盗・・・金庫破り、事務所荒し、学校荒らし、空き巣、忍び込みなど
非侵入窃盗・・・自動車盗、オートバイ盗、自転車盗、すり、ひったくり、置引き、万引きなど
その他・・・詐欺、賭博など
東京23区の犯罪発生率ランキング(人口あたり)
以下は、東京23区の犯罪発生率(人口あたり)が高いランキングです。
千代田区は23区の中で最も犯罪発生率(人口あたり)が高い区になっています。
これは千代田区が特別治安が悪いというわけではなく、東京駅や秋葉原駅、有楽町駅などがあり、人が多く訪れるエリアのため、発生件数が多くなっているからです。
千代田区には皇居や行政機関、多くの企業があるため、そこに住宅が少なく人口が少なくなっています。
そのため、千代田区に住んでいる人口あたりにすると、数字上は犯罪発生率が高くなってしまうのです。
千代田区の主要エリア
千代田区は東京駅や秋葉原駅、有楽町駅などの、人が多く行き交う駅があります。
JR東日本の統計によりますと、乗車人員(1日平均)ランキングでは、東京駅が3位(462,589人)、秋葉原が9位(248,033人)、有楽町が15位(167,748人)にランクインしています。
データ引用元:各駅の乗車人員 2019年度 ベスト100:JR東日本
また、霞ヶ関や国会議事堂前などの駅があり、行政の中心地でもあります。
千代田区で犯罪が多い地域
統計によりますと、千代田区で最も犯罪が多いエリアは「千代田区丸の内1丁目」となっています。
「千代田区丸の内1丁目」には東京駅があり、人が多く行き交う分犯罪件数も多くなります。
次に犯罪が多いのが「千代田区外神田1丁目」です。このエリアは神田駅の近くです。
「千代田区丸の内1丁目」と「千代田区外神田1丁目」いずれも万引きや置引きなどの窃盗が多くなっています。