元々は木造アパート!千駄木「HAGI CAFÉ」~解体を免れ生まれ変わり最小文化複合施設へ~

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千駄木周辺を散策していた時に見かけて気になったHAGISOの建物。

その1階にあるHAGI CAFÉさん、中に入ってみるととても素敵な空間が広がっていました。

そんなHAGI CAFÉさんを紹介していきたいと思います。

お店の特徴

HAGI CAFEさんは日暮里と千駄木の間のやや千駄木よりの住宅地とお寺が並ぶ通りにあるカフェです。

このカフェが入っている建物がHAGISOというのですが、元々は木造アパートだったよう。

HAGISOという名前ですが、この建物がある場所が宗林寺の境内となっていて、昔から多くの萩があったことから萩寺として親しまれたため、それにあやかり萩荘となりHAGISOとなりました。

また、2004年からは東京藝術大学の学生によるアトリエ兼シェアハウスとして使われており、その後老朽化のため解体が予定されていましたが、解体予定前のイベントが予想外に盛況となり改修工事が施され最小文化複合施設として生まれ変わることが出来たようです。

お店の外観

お店の外観は、昔ながらの一軒家というような古民家といった印象。

この日訪れたのが夜19時過ぎだったことやお寺の境内にあるということで、周りは暗くここだけ少し明るくはなっていますが、通り沿いに面していながら穴場的なカフェであるように感じられました。

お店の内観

お店の中に入ってみると、入ってすぐのところに階段があります。ここから2階へ行けるようです。

「萩荘」という看板が目につき、当時を思い出せるような作りになっています。

今回、お目当てのHAGI CAFÉさんは1階部分の入って左側に展開されています。

広いスペースではないものの各テーブルが間隔をもって置かれているので、ゆったりとした時間を楽しめそうな空間が広がっていました。

窓際にはカウンター席があり、四季を楽しみながら落ち着いたひと時を過ごせそうです。

一人で訪れた際には、この席にも座ってみたいと思いました。

他にもテーブル席とソファの席の用意がありました。

また、この日は利用している人は居なかったのですが、天気がいい日などにはおすすめのテラス席もあり、合わせて大体25席程度の広さです。

店舗情報

HAGI CAFE詳細

所在地 〒110-0001 東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO
アクセス JR山手線・日暮里駅北改札・西口より徒歩5分
地下鉄千代田線・千駄木駅・2番出口より徒歩5分
営業時間・定休日 営業時間:8:00~10:30(モーニング)、12:00~21:00
定休日:不定休
駐車場 無し(近隣のコインパーキングを利用)
決済方法 現金
カード可(VISA、Master、JCB、AMEX)
電子マネー可(交通系電子マネー、楽天Edy、nanaco、iD、QUICPay)

HAGI CAFEのメニュー

HAGI CAFEさんのメニューは、飲み物も食べ物も種類が豊富で定番のものから珍しいものや季節限定のものが並んでいるのが特徴的でした。

飲み物のメニューはコーヒー1つとっても、こだわりのブレンドコーヒーや季節のアレンジコーヒーとして夏の時期ですと「チョコバナナコーヒー」「トロピカルコーヒーソーダ」などがあります。

他にもソフトドリンクや紅茶もバラエティ豊かで気になるものが多くありました。

また、アルコール・タパスも種類が豊富だったので夕方くらいからチョイ飲みで利用もできるかと思います。

食事のメニューは、カレーやサンドウィッチ、夜だけの特別メニューとしてがっつり食べられそうなカフェご飯が多数用意されていました。

デザートメニューは、チーズケーキ・シフォンケーキ・マフィン・パフェがあり、ここでも今の季節限定のものがあるのでどれを頼もうか悩んでしまうと思います。

注文した「半熟玉子のキーマカレー」

食事のメニューも種類が多くあり何を頼むか悩みましたが、写真を見ていて気になった「半熟玉子のキーマカレー」を注文しました。

しばらくするとカレーのいい匂いと共に運ばれてきました。玉子が丸々一個乗っているのが特徴的です。

まずキーマカレーだけ食べてみると、玉ねぎが入っているのがいい意味で分からないくらいお肉の触感と味を感じました。

辛みは控えめなので辛いものがあまり得意でない方でも食べられる一品になっていると思います。

メニュー名の通り上に乗っている玉子は半熟なので、割ると黄身が溶け出してきました。

キーマカレーだけで食べても美味しいですが、半熟玉子を絡めて食べると更においしさが増し味わうことが出来ました。

注文した「サバサンド」

もう1品、「サバサンド」を注文しました。

オープン当初からの定番ということで、注文してみました。

到着してまずボリュームにびっくりしました。厚切りの食パンの間にカラッと揚がっているサバが2切ずつ挟んであります。

一口食べてみると、サバの味と共にパンの中に塗ってあるマスタードがとても合っていてさっぱりとしていました。

どうやら塩漬けしたレモンが効いているらしく、脂っこさは感じられずパクパクと食べ進められるような味わいとなっていました。

そのため、ボリューム満点ですが最後まで飽きずに食べ進められる美味しい一品でした。

注文した「HAGIソーダ」

飲み物はHAGIソーダを注文しました。

こちらは季節限定のもので、薄紫色の飲み物部分はグレナデンシロップ・かき氷シロップがソーダ割になっていて、上にはバニラアイス・ブルーベリーが乗り、レモンとローズマリーが添えられている見た目にも美しい一品です。

甘さは控えめになっているので、食事をしながらでも飲み進められました。

もちろん食後に飲んでも楽しめそうです。サイズは小さめでありながら、HAGISOをイメージしたという言葉通りお店の想いがギュッと詰まっているような一品でした。

客層(年齢、男女比、雰囲気)と店内環境

HAGI CAFEさんを訪問したのは、19時過ぎ頃ですが私たちの他に3組くらい居て、年齢層としては20~30代の人たちが多いように感じられました。

グループで訪れた際には広めのテーブル席、1人の場合には窓際のカウンター席を利用してもよさそうです。

各テーブルごとに距離が少しあるので、そこまで会話などは気にならず落ち着いてのんびりとおしゃべりを楽しみながら過ごすことが出来ると言えそうです。

店内環境

禁煙・分煙 全席禁煙、17:00からテラスのみ喫煙可
Wi-Fi有無 あり(パスワードは店員さんへ)
外国語対応 外国語メニューあり
お子様連れ 子供可
ペット同伴 不可

最小文化複合施設「HAGISO」

HAGI CAFÉさんが入っているHAGISOですが、他の店舗についても紹介します。

1階の右側部分ですがギャラリースペースとなっています。企画展を中心に展開しているようで、ちょうど訪ねたこの時は「ぼくのじかん、わたしのじかん」という子供たちが描いた絵が飾られていました。

階段を上った2階には、「hanare」という宿泊施設と「HAGI salon」という曜日ごとに店主が変わるプライベートサロンがあります。

まとめ

今回は、千駄木にある「HAGI CAFE」さんの訪問レポートでした。

建物は古くて味があり中に一歩足を踏み入れると新しい文化を取り入れたおしゃれなカフェが広がっていて、美味しいご飯を食べながらのんびり過ごすことが出来ました。

ぜひ、千駄木・日暮里を訪れた際は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

※店舗情報は、記事作成時点のものです。メニュー、料金などは変更になっている可能性があります。

この記事を書いた人

ばくまつ

ばくまつ

ノマドスタイルで活動しています!
葛飾区在住で、妻とねこ2匹と暮らしています。
カフェで仕事をすることもよくあるので、都内(主に東東京)のおすすめカフェや、アウトドアスポット、ねこカフェの情報を発信します。